昭和の怪物・江川卓が、自身のストレートの握り方や投球フォームの原理、遠投の重要性について語っています。ストレートの握り方と回転の仕組み、遠投の練習効果について自身の経験に基づき具体的に解説しています。
- 1. ストレートの握りと指の配置 00:00
- 中指と人差し指の位置関係
- 教科書的な握りとの違い
- 自分に合った握り方を見つける重要性
- 2. 回転のかけ方と投球フォーム 01:41
- 押し出すような回転のかけ方
- 石投げとの共通点
- 空気抵抗を利用した感覚
- 3. 子ども時代の投球体験 07:57
- ソフトボール投げのエピソード
- 記録が影響して出場制限を受けた経験
- 投球感覚と成長との関係
- 4. 遠投練習の重要性と効果 10:59
- 遠投によるフォームの完成
- 肩・肘・指の使い方の自然な向上
- 正しい角度での遠投と回転の習得
- 5. 人体構造と投球動作の原理 12:20
- 人間の肩は投球に適していない説
- 投球動作の歴史的背景
- 理想的な投げ方の角度と実践
ストレートの握りと指の配置 00:00
中指と人差し指の位置関係
江川氏は、一般的なストレートの握りとは逆に、中指を外側に、人差し指を内側に配置した握りを採用していたと語っています。
教科書的な握りとの違い
多くの教本では中指を縫い目の内側に置く握りが紹介されていますが、江川氏は感覚的にそれが合わず、投げやすい握りを優先していたとのことです。
自分に合った握り方を見つける重要性
教科書の通りにこだわるのではなく、自分で握ってみて「一番投げやすいと感じる形」を優先するべきだと述べています。
回転のかけ方と投球フォーム 01:41
押し出すような回転のかけ方
江川氏のストレートは縫い目を強く引っかけて回転をかけるのではなく、押し出すように滑らせて回転を加える感覚で投げていたとのことです。
石投げとの共通点
幼少期に石を投げる動作を多く経験していたことが、投球動作の感覚と一致し、自然なフォーム形成につながったと説明しています。
空気抵抗を利用した感覚
空気を切る感覚や滑りを意識したフォームによって、他の投手と異なるリリースが実現されていたことが語られました。
子ども時代の投球体験 07:57
ソフトボール投げのエピソード
小学生時代のソフトボール投げで記録が上級生を超えてしまい、出場制限がかけられたという実話が紹介されました。
記録が影響して出場制限を受けた経験
3年生で高学年記録を更新したことで不公平との判断が下され、出場を禁止されたとのエピソードが披露されました。
投球感覚と成長との関係
成長過程における投球の習得と感覚の定着が、後の投手としての土台につながったことが語られています。
遠投練習の重要性と効果 10:59
遠投によるフォームの完成
遠くに投げることで自然とフォームが整い、肩・肘・腰の使い方が改善されると説明されています。
肩・肘・指の使い方の自然な向上
遠投を繰り返すことで、ボールの乗せ方や指へのかかり方も良くなり、球質の向上につながると語っています。
正しい角度での遠投と回転の習得
最初は高い角度で始め、徐々に角度を下げていくことで、理想的な回転を得る遠投練習が勧められました。
人体構造と投球動作の原理 12:20
人間の肩は投球に適していない説
歴史的・解剖学的観点から、人間の肩は本来「上から投げる」動作に適していないとする研究結果に触れられています。
投球動作の歴史的背景
槍を投げていた時代から人間の肩に過剰な負荷がかかっていたとされ、現代の投手も同様のリスクを抱えていると述べられています。
理想的な投げ方の角度と実践
フォームと球質を両立させるために、45度程度の角度から始めてフォームを安定させる遠投が推奨されています。
この動画から学べること
- 自分に合ったストレートの握り方と指の配置の見つけ方
- 押し出すように回転をかける独自の投球フォーム
- 遠投がフォーム修正や球質改善に与える効果
- 成長期における正しい投球練習の取り組み方
- 肩の構造と投球動作の関係を理解した上での練習アプローチ
これらの技術や考え方が気になる方は、ぜひ動画で江川氏の説明と動作を確認してみてください。自身のフォームや握りに悩んでいる選手にとって、実践的なヒントが得られる内容となっています。
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