握りの改良で完成した前田健太のスプリット系チェンジアップの投げ方『落差と制球を両立する三本指の握りがもたらす武器化のヒント』

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マエケンが被打率の低下につながった新たなチェンジアップの握りと投げ方の工夫について詳しく解説しています。プロ入り後に試行錯誤した変化球の失敗と成功の経緯を通じて、誰でも再現可能な握り方のポイントが紹介されています。

握りを変えるまでの経緯【00:00】

従来のチェンジアップの限界とスプリット系への憧れ

プロ入り初期はサークルチェンジを使用していたが、年々制球や効果が安定せず、次第に投球選択肢から外れるようになったとのことです。スプリットを試みるも、握りや指の形状の問題でうまく投げられず、落ちる球種への憧れは続いていました。

投げられなかったスプリットの代替としての工夫

スプリットが投げられない中、チェンジアップの握りに改良を加えることで代用できるかを模索。その結果として、現在のスプリットチェンジ系の握りが生まれたと説明されています。

三本指で安定させる独自の握り方【04:58】

人差し指のみに回転をかける意識

新しい握りでは人差し指だけで回転をかける意識を持ち、中指・薬指でボールを挟んで支える形を採用。抜く感覚ではなく、「切る」イメージに近いとのことです。

握りのスタート位置を固定して安定化

握りが定まらないことへの対策として、プレートに立つ段階からチェンジアップの握りで構える方法を導入。この握りを基点に他の球種へ移行することも可能なため、再現性を高める工夫となっています。

投げ方のポイントと誤解されやすい点【06:23】

ストレートと同じ腕の振りでは投げない

ストレートのように力強く振り切るのではなく、肩を開きすぎず、一定のポイントで動作を止めるような「押し込む感覚」が重要とされています。腕を振るのではなく、グラブに送るようなイメージです。

キャッチャーミットに押し込むような軌道を意識

腕を伸ばしてキャッチャーミットへボールを押し出すような軌道が理想であり、それにより自然な落差が生まれると語っています。

実戦での使い方と組み合わせ【10:46】

左打者の膝元、右打者の外への効果的な使い方

このチェンジアップは左打者には膝元、右打者には外に落ちるように投げることで、打者のタイミングを外しやすくなると述べています。

スライダーとの組み合わせによる配球の工夫

スライダーと併用することで、同じ初動から異なる変化で空振りを誘いやすくなるとのこと。変化球のコンビネーションによって配球の幅が広がると説明されています。

この動画から学べること

  • スプリットチェンジ系の独自の握り方と安定化の工夫
  • 三本指で支えることで再現性と制球を両立する方法
  • 変化球を活かすための投げ方と体の使い方のポイント
  • スライダーとのコンビネーションによる実戦的な配球

これらの要素に関心のある方は、実際のフォームやリリースの動きを動画で確認してみてください。特に握りの工夫や投げ出しの意識は、自分の投球を見直す上で参考になります。

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