斉藤和巳の“親指で弾く”カーブの極意『フォームのバランスと感覚が求められるカーブの投げ方』

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斉藤和巳が現役時代に最も大事にしていたかもしれない球種として、工藤公康から教わったカーブを挙げています。カーブの握り方やリリースの感覚について語ります。カーブは指先のリリースの感覚とフォーム全体のバランスが重要であり、自身の調整や配球において不可欠な球種だったことが詳しく解説されています。

カーブの練習量と重要性【00:00】

ホークよりも重視していたカーブ

現役時代、カーブはホークよりも年間を通じて多く練習していた球種であり、特にキャンプや調整期間では最重要視していました。

アマチュア時代から変わらない握り

握り方はアマチュア時代から変わらず、継続して同じ形を使っていました。技術的には、リリース時の“抜く”感覚がポイントとされています。

指先の使い方とリリース感覚【01:56】

親指で弾くリリース

カーブは親指で弾くようにリリースする感覚を持ち、その動作によって回転数が上がると説明されています。この感覚は工藤公康監督からも学んだものだと述べられています。

ピンポン球を弾くような感覚

リリースの感覚は卓球のピンポン球を指で弾くイメージに近く、ただ“抜く”だけではなく、指先で圧をかけて弾くようなリリースを意識していたとのことです。

カーブにおける手首の角度と難しさ【05:07】

手首の角度の変化とフォームの連動

カーブは他の球種と比べて特に手首の角度の変化が大きく、正確なリリースにはフォーム全体のタイミングとバランスが必要になります。

他球種とのコントロールの違い

ストレートやスライダーと異なり、手首を抑え込もうとすると逆に早く抜けてしまうこともあり、カーブは最も難しい球種だとしています。

調整球としての役割と配球の有効性【08:18】

フォーム崩れの確認に使える球種

フォームやタイミングが崩れているときに、カーブを投げることで自分の投球状態を確認できると述べられています。カーブの軌道がフォームの状態を映す指標となっていたようです。

配球で相手のタイミングをずらす手段

バッターの多くはまっすぐを基準にタイミングを合わせるため、カーブは配球の中で有効に機能します。特に初球で狙ってくることは少なく、駆け引きの中で有利に働きます。

カーブが与える心理的効果【12:38】

縦の変化が与える影響

縦に大きく落ちる変化によって、バッターは目線を上に持ち上げられ、その後の軌道をとらえるのが難しくなります。

緩急としての有効性

スピード差を使った投球術としてもカーブは有効で、他の球種をより活かす意味でも配球の軸になると語られています。

この動画から学べること

  • カーブのリリースで親指を使う感覚の重要性
  • ピンポン球のように弾くリリースのイメージ
  • 手首の角度とフォームのバランスによる精度向上
  • 調整や配球面でのカーブの活用法
  • 緩急と縦の変化による打者への心理的影響

これらのポイントが気になる方は、ぜひ動画でフォームやリリースの動きを確認してみてください。特に指先の使い方やタイミングの取り方など、言葉では伝えきれない細かな感覚を映像で体感してみることをおすすめします。

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