ソフトバンク・モイネロ投手のカーブの変化量と回転数について、トラックマンのデータをもとに詳細に分析されています。モイネロのカーブが持つ縦の変化量と高回転数、さらにその投球フォームに着目した技術的解説です。
- 1. モイネロのカーブの変化量【00:00】
- トラックマンによる縦の変化量のデータ
- NPB平均と比較した落差の大きさ
- 2. 回転数が生み出す落差【02:09】
- ストレートとカーブの回転の違い
- トップスピンによる変化量の増加
- 3. 回転数による変化の実証【04:08】
- 実験による落差の違いの可視化
- 映像比較による変化の視覚的確認
- 4. モイネロのカーブのリリースとフォーム【06:16】
- ボールの抜き方とトップスピンのかけ方
- リリースポイントの高さとその影響
モイネロのカーブの変化量【00:00】
トラックマンによる縦の変化量のデータ
モイネロ投手のカーブは、縦の変化量が平均で約33.8cm。NPBのカーブ平均である60.6cmと比較しても約2倍にあたる落差です。
NPB平均と比較した落差の大きさ
この落差の大きさこそが、打者が打ち損じる要因の一つとなっています。映像でも急角度で落ちる軌道が確認できます。
回転数が生み出す落差【02:09】
ストレートとカーブの回転の違い
ストレートはバックスピン、カーブはトップスピンがかかります。バックスピンは浮き上がるような力を生み、トップスピンは下方向への力を強めます。
トップスピンによる変化量の増加
モイネロのカーブは平均で2985回転。NPB平均の2459回転よりも約5回転多く、ボールがより強く落ちる軌道になります。
回転数による変化の実証【04:08】
実験による落差の違いの可視化
回転数を制御できるマシンを使い、NPB平均とモイネロの回転数を再現した実験では、モイネロの方が明らかに落差が大きい結果となりました。
映像比較による変化の視覚的確認
2種類のカーブを同時に映像で比較すると、ホーム到達時にはボールの落下位置に明確な差が出ていました。
モイネロのカーブのリリースとフォーム【06:16】
ボールの抜き方とトップスピンのかけ方
モイネロは親指と人差し指の間からボールを抜くようにリリースすることで、強いトップスピンをかけています。これは試行錯誤の末にたどり着いた投げ方です。
リリースポイントの高さとその影響
トラックマンのデータでは、NPB平均のカーブのリリースポイントが168cmであるのに対し、モイネロは188cmと20cm高い位置からリリース。これにより角度が付き、さらに打者にとって対応しづらいボールになります。
この動画から学べること
- カーブの縦の変化量が打者に与える影響
- トップスピンの回転数による落差の違い
- 映像による実証と回転数の比較分析
- リリースポイントの高さが生む投球効果
これらのポイントに興味がある方は、ぜひ映像で投球の軌道やフォームを確認してみてください。同様のテーマを扱った他の動画でも、異なる視点からの解説が得られるため、自分に合った感覚を見つけるヒントになるはずです。
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