上原浩治が、自身の代名詞ともいえるスプリットの投げ方や考え方について、具体的な握りやフォームとともに解説しています。変化球全般に共通する重要な視点や、他の投手との比較、練習方法まで幅広く語られています。
- 1. スプリットの基本と投げ方【02:51】
- 基本の握りと投げ方の原則
- ストレートとの共通フォームが鍵
- 2. 球種の使い分けとリリース時の工夫【03:54】
- 指の力で変化を調整する方法
- スプリットがチェンジアップになる場合
- 3. トレーニングと変化球の適性【08:29】
- 指・前腕の鍛え方と目的
- 球種の向き不向きと割り切り
- 4. 他投手との比較とスタイルの確立【10:41】
- 桑田氏やダルビッシュ投手からの学び
- フォームは個々に合った方法が必要
スプリットの基本と投げ方【02:51】
基本の握りと投げ方の原則
スプリットは「ボールを挟んで投げる」ことが基本とされ、上原氏はプロ入り後に本格的に習得しました。オーソドックスな握り方として、縫い目の外側を挟む形が紹介されています。
ストレートとの共通フォームが鍵
変化球はすべて「ストレートと同じフォーム」で投げることが重要だと語られています。腕の振りが緩むとバッターにバレるため、フォームの一貫性が最優先とされています。
球種の使い分けとリリース時の工夫【03:54】
指の力で変化を調整する方法
同じ握り方でも、リリース時に人差し指に力を入れることでボールが横方向に逃げ、セカンドゴロやファーストゴロを狙う球に変化するとのことです。握りを変えずに変化をつける投げ分けがポイントです。
スプリットがチェンジアップになる場合
同じ握りでストレートと同じように投げても落ちない場合は、チェンジアップとみなして問題ないとされています。大事なのはバッターに対して意図通りの緩急が生まれることです。
トレーニングと変化球の適性【08:29】
指・前腕の鍛え方と目的
指の力を養うために、重りのついたボールやバーベルを使ったトレーニングを行っていたと語られています。フォークやスプリットの落ちに直結するわけではなく、投球全般に必要な基礎力を鍛える目的です。
球種の向き不向きと割り切り
スプリットを習得したことで、元々得意だったスライダーの投げ方を忘れてしまったと笑って語る場面もありました。変化球には向き不向きがあり、自分に合わないものは割り切る姿勢も大切です。
他投手との比較とスタイルの確立【10:41】
桑田氏やダルビッシュ投手からの学び
他投手の握りや考え方も参考にしていたことが語られ、ダルビッシュ投手のカットボールや、桑田氏のカーブの話題が挙がりました。ただし「その人だからできる」と受け止め、無理に真似しない柔軟さが印象的です。
フォームは個々に合った方法が必要
投球には絶対的な正解はなく、自分に合った握り方やフォームを見つけることが最重要という姿勢が一貫して示されています。真似をスタートにして、最終的には自分なりの形を見出すことが推奨されています。
この動画から学べること:
- スプリットの基本的な握りと投げ方の原則
- ストレートと同じフォームで変化球を投げる重要性
- 指や前腕を鍛えるための具体的なトレーニング方法
- 変化球は向き不向きがあり、無理に習得しようとしない判断力
- 他の投手の技術を参考にしつつ、自分に合った方法を見つける姿勢
スプリットを習得したい方や、フォームの工夫をしたい投手は、ぜひ実際の映像で上原氏の投球動作や握りの細部をご確認ください。また、関連動画では他投手の変化球理論も紹介されており、比較することで新たな気づきが得られるはずです。
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