上原浩治が自身のピッチングフォームについて、具体的な意識と下半身主導の動作のポイントを語ります。フォーム全体の流れを意識する上で重要な「目線」「股関節」「重心」の使い方に焦点を当てています。
- 1. ピッチングフォームの基本意識【02:00】
- まっすぐ立つための重心の置き方
- 右足・右臀部の使い方
- 2. 目線と体のバランス【03:26】
- 目標の捉え方とバランスの取り方
- お尻から座る動作の重要性
- 3. 下半身から上半身への連動【04:58】
- 意識せずに流れるフォーム
- 捻転差と踏ん張りの作り方
- 4. テイクバックとトップの意識【06:22】
- 腕の動きと左手の意識
- 肩の入り方と捻りの自然さ
- 5. リリースとフィニッシュの考え方【09:30】
- 肘と腕の流れで自然に投げる
- キャッチボールで意識する体の縦回転
ピッチングフォームの基本意識【02:00】
まっすぐ立つための重心の置き方
ピッチングフォームの基本として、まず重要なのは「まっすぐ立つ」ことです。ただし、アマチュア選手では無意識に体が前に流れてしまうケースが多くあります。上原選手は、1本足で立った時に重心を右足、特に右の臀部に置くことを意識すべきだと述べています。
右足・右臀部の使い方
右臀部に意識を向けることで、体幹にも自然と力が入る状態になります。これにより、フォーム全体のバランスが安定し、動作の土台が作られます。
目線と体のバランス【03:26】
目標の捉え方とバランスの取り方
投球時の目線は、体のバランスを保つために非常に重要です。上原選手は、目標を見ながら投げる人と一度視線を外す人がいるとしつつ、どちらのタイプでも目標が頭に残っていれば問題ないと話しています。目線と体の向きを一致させることで、フォームが安定しやすくなります。
お尻から座る動作の重要性
フォームにおいては「大きなソファーにお尻から座るイメージ」を持つことで、股関節の使い方が自然になります。お尻から倒れるように動作を始めることで、フォームに無理がなく、閉まりのある動きになります。
下半身から上半身への連動【04:58】
意識せずに流れるフォーム
立った時点では軸足に重心を置く意識がありますが、動き始めた後はあまり意識しない方が良いと上原選手は述べています。流れに任せることで自然なフォームになるとのことです。
捻転差と踏ん張りの作り方
下半身が止まってから上半身が動くという流れを大切にしており、これによってしっかりとした踏ん張りが生まれます。上半身と下半身が同じタイミングで動くと力が逃げるため、捻転差を作ることが重要です。
テイクバックとトップの意識【06:22】
腕の動きと左手の意識
テイクバック時に左手をキャッチャー方向に向けることで、腕が自然と出てきやすくなります。上原選手は、この左手の使い方によって意識せずにテイクバックの形が決まると語っています。
肩の入り方と捻りの自然さ
アマチュア選手にありがちな「意識的に肩を入れる」動作は不要で、勝手に肩が入るフォームが理想です。また、股関節や臀部の筋肉に負荷がかかるフォームが良いとされており、左足着地後に左臀部が筋肉痛になるのが一つの目安になります。
リリースとフィニッシュの考え方【09:30】
肘と腕の流れで自然に投げる
肘を高く構えるというよりも、自然な腕の流れを重視しています。意識的に肘から上げることはせず、一連の動作の中でスムーズにリリースする形を取っています。
キャッチボールで意識する体の縦回転
体が縦に回る動きを意識するために、キャッチボール中でも意識的に縦方向の動作を取り入れていたと述べています。これによって体の使い方を身につける工夫をしていたことがわかります。
この動画から学べること:
- ピッチングフォームにおける重心と股関節の意識
- 目線とバランスの関係性
- 下半身から上半身への自然な連動の作り方
- 肩や腕の力に頼らないテイクバックとリリース
- キャッチボールでの縦回転を意識した体の使い方
これらのポイントが気になる方は、ぜひ映像を通して動きやリズムを確認してみてください。ほかの動画では異なる投手によるアプローチも紹介されており、自分に合う方法を探す手助けになります。
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