館山昌平氏が、投球時の「自分にとっての真っすぐ」を見つける方法と、制球力を高めるための重心・腕の使い方を解説しています。自分の重心や腕の通り道に基づいて「真っすぐ」を再定義し、自然な制球を実現するためのフォーム構築法が紹介されています。
- 1. 自分の真っすぐを見つける重心の捉え方【00:00】
- つま先・かかとによる重心位置の違い
- 踏み出し方向の個人差
- 自分に合った真っすぐの線を見つける
- 2. 踏み出し足と膝・股関節の角度【01:49】
- 左足の真っすぐは個々の角度に依存
- 膝が破れない角度=爆発力の起点
- 股関節との連動が重要
- 3. 足主導で自然に振り抜くフォーム構築【05:33】
- 足がリードし上半身は後からついてくる
- 腕で狙おうとする意識の危険性
- 振り抜きの自然な流れを作る
- 4. 腕の通り道と白線を使った可視化【07:18】
- 腕の出どころを白線で明確化
- 円運動の中でのリリース難易度
- 白線に沿わせて投げる感覚の重要性
自分の真っすぐを見つける重心の捉え方【00:00】
つま先・かかとによる重心位置の違い
人によって重心がつま先側か、かかと側かで「真っすぐ」の感覚が異なると指摘されています。目を閉じて立ったとき、どちら側に重心を感じるかによって踏み出す位置や方向が変わります。
踏み出し方向の個人差
すべての選手が「足の真ん中」から真っすぐ踏み出すのは誤りであり、それぞれの重心位置に基づいて自分のラインを設定する必要があると語られています。
自分に合った真っすぐの線を見つける
早期に自分の「真っすぐ踏み出すライン」を見つけることが、制球力向上への近道であると説明されています。
踏み出し足と膝・股関節の角度【01:49】
左足の真っすぐは個々の角度に依存
左足(踏み出し足)のつま先を真っすぐに置くことが「真っすぐ」ではなく、足首の角度や膝が破れない位置こそが、自分にとっての正しい向きとされています。
膝が破れない角度=爆発力の起点
膝がしっかりと止まるポイント、力を爆発させられる位置に足を収めることが、投球フォームを安定させる鍵とされています。
股関節との連動が重要
膝と股関節が連動して、送り込んだ時にしっかりと止まる体勢を保てるかどうかが、個々の「まっすぐ」を成立させる条件と語られています。
足主導で自然に振り抜くフォーム構築【05:33】
足がリードし上半身は後からついてくる
投球では足で形を作り、上半身はそれに追随して自然に振り抜くのが理想とされています。狙って腕を操作しようとすると、フォームが崩れる要因になります。
腕で狙おうとする意識の危険性
腕でコントロールしようとすると、投球ではなく「置きにいく」「渡す」という動作になってしまい、パフォーマンスが落ちてしまうと指摘されています。
振り抜きの自然な流れを作る
足でリードし、自然に腕が振り抜けるポイントを把握することが、安定した投球に繋がると語られています。
腕の通り道と白線を使った可視化【07:18】
腕の出どころを白線で明確化
自分の腕がどこから出てくるかを把握し、その下に白線を引いて視覚的に確認することで、まっすぐの軌道を意識しやすくなります。
円運動の中でのリリース難易度
腕の軌道が円運動の一部である中で、リリースのタイミングをコントロールするのは難しく、直線的にボールを投げ出す感覚を身につけることが重要とされています。
白線に沿わせて投げる感覚の重要性
自分の腕のラインを白線上に一致させ、そこにボールを乗せて投げるイメージを持つことが、制球力を高めるうえで効果的だと説明されています。
この動画から学べること
- 個人の重心に基づいた「真っすぐ」の設定方法
- 踏み出し足と膝・股関節の連動による安定したフォーム
- 足主導で投球を導く自然な振り抜きの考え方
- 視覚的にフォームを整えるための白線活用法
これらの内容が気になる方は、ぜひ動画を通じてフォームや意識の具体的な動きを確認してみてください。自身のフォーム理解や制球力向上のヒントが得られるはずです。
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