高橋尚成が語るサウスポーの制球力とクロスファイア『重心とフォーム制御が制球の鍵』

ピッチング
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サウスポーの高橋尚成が、自身の制球力を支えていた身体の使い方や意識、さらにはクロスファイアに対する本音を語ります。ピッチングの根幹を支える重心移動・上半身の使い方・外角への意識など、指導にも応用可能な具体的なコントロール術が解説されています。

制球の基本は身体の「三点」を目標方向へ【04:22】

左膝・右腰・右肩を的に向ける意識

高橋氏は制球力を高めるために、左膝・右腰・右肩の3点が常に投げたい方向を向くよう意識していたと語ります。身体の軸を保つことで、コントロールの再現性が高まります。

コントロールが狂う原因は肩の開き

肩が早く開いてしまうとリリースポイントが狂い、ボールが抜ける・引っかかるといったエラーが起こると解説されました。特に子どもに多い課題として挙げられています。

足を上げる動作と重心の関係【08:05】

足をしっかり上げてから投げる重要性

現代ではクイックモーションも多用されますが、高橋氏は「必ず一度足を上げてからスタートすること」が重要だと強調しています。これは歩行動作にも共通する自然な動きです。

つま先主導よりかかと主導での踏み出し

踏み出す際にかかとから入ることで安定した動作になり、逆につま先から入ると詰まって投球が窮屈になると説明されています。

コントロールは「肘」ではなく「肩の回転」で作る【09:15】

肘を意識しすぎると逆効果

よく言われる「肘を上げろ」という指導について、高橋氏は「肘を上げるのではなく、肩をしっかり回す意識の方が重要」と明言しています。

肩の回転によって自然な腕の動きが生まれる

下半身から始動し、肩を回転させて自然に腕がついてくる流れが、最もスムーズかつコントロールしやすい投球フォームを生み出すと述べられています。

左投手のクロスファイアの誤解と真価【11:43】

クロスファイアは簡単に投げられる球

クロスファイアは角度をつければ容易に投げられる球であり、そこまで重要視していないと語られました。むしろ「いつでも投げられる球」とされています。

本当に重視すべきは右打者への外角直球

高橋氏が特に重視していたのは、右打者の外角直球。この球をしっかり投げられることが、全体の投球の軸になると断言しています。

投球練習でも外角→内角の順に組み立てる

ブルペンでの練習では、必ず外角→スライダーや変化球→最後に内角という流れで投げていたとのこと。これが高い制球力を支える練習法でした。

この動画から学べること

  • 身体の「3点(左膝・右腰・右肩)」を目標に向ける重要性
  • 足をしっかり上げることで重心を安定させる
  • 肩の回転を使い、腕は自然に振ることで制球力を高める
  • クロスファイアよりも「外角直球」を軸にする考え方

これらの内容が気になる方は、ぜひ動画を通じて高橋尚成氏のフォームや指導観を確認してみてください。ピッチングの考え方が変わるかもしれません。

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