歴代ゴールデングラブ賞受賞者が声を揃えてナンバーワンと評する小坂誠が、自身の守備スタイルや捕球動作、日々の練習方法について具体的に語っています。正面での捕球や逆シングル対応、スローイングのコツに至るまで、守備に必要な基礎技術の考え方を丁寧に解説しています。
- 1. 守備の基本姿勢と重心移動の意識 00:01
- 柔らかく取れない場合の体の運び方
- 右軸での捕球と自然なステップ動作
- 2. 逆シングルとグラブの使い方 08:37
- 逆シングルの意識と肘から出す動作
- グラブの立て方と捕球角度の工夫
- 3. スローイングと握り替えの反復 11:31
- 握り替えの工夫とスローイングの安定化
- 過去の失敗と精神面の克服方法
- 4. 練習方法と反復による体得 14:17
- 握り替えの感覚づくり
- 試合に直結する補給動作の反復
- 5. ポジショニングと守備対応の考え方 17:18
- 打者と投手に応じた位置取り
- 守備範囲を広げるための意識
- 6. 守備が上達する選手の特徴 20:25
- リズムの一貫性と無駄の排除
- 足を使う意識と段階的な指導法
守備の基本姿勢と重心移動の意識 00:01
柔らかく取れない場合の体の運び方
小坂氏は「柔らかく取る」動作が得意ではなかったため、ボールに対して体を運ぶ意識を強く持ち、ぶつかってでも衝撃を殺せるように工夫していたと語っています。
右軸での捕球と自然なステップ動作
自身の体のつくりから、捕球時には右軸で構えることが多く、その状態から自然に左足へと重心を移しながらスローイングへと移行するリズムを大切にしていたとのことです。
逆シングルとグラブの使い方 08:37
逆シングルの意識と肘から出す動作
逆シングルでは早い打球に対しては肘から先に出し、ショートバウンドに対応する意識を持っていたと述べています。特に受け身にならず、自ら出して取りにいくことを重視していたようです。
グラブの立て方と捕球角度の工夫
グラブの面をボールに見せるようにし、体と両手で捕球する感覚を大切にしていたとのこと。左右どちらかに偏らないよう、正面でのバランスを保つ工夫も語られています。
スローイングと握り替えの反復 11:31
握り替えの工夫とスローイングの安定化
捕球後はボールを右手でしっかり蓋をし、握り替えを素早く行うための準備を意識していたと語っています。握り直しがスムーズでないと相手への負担になるため、反復して磨いていたとのことです。
過去の失敗と精神面の克服方法
社会人時代の大事な場面でのミスがトラウマになり、一時投げられなくなった経験も。そこから反復と「開き直り」の気持ちを持つことで克服していったと述べています。
練習方法と反復による体得 14:17
握り替えの感覚づくり
握り替え時にはボールを一度落とすように当てて、縫い目がしっかりと指にかかる位置で握り直す感覚を作る練習を繰り返していたと述べています。
試合に直結する補給動作の反復
補給のタイミングでは、ぶら下げたまま入らず、必要なタイミングで下げていく感覚が重要と語っています。特に直線的な動きの中で体を当てて止める動作も取り入れていたようです。
ポジショニングと守備対応の考え方 17:18
打者と投手に応じた位置取り
守備位置については、打者の傾向や投手との組み合わせから、少しでもズレが生じないようにポジションを調整していたと語っています。
守備範囲を広げるための意識
試合中は一歩一歩のポジショニングが極めて重要であると述べ、反復により身体が自然に反応するようになることを目指していたようです。
守備が上達する選手の特徴 20:25
リズムの一貫性と無駄の排除
守備が上手い選手の特徴として、ボールに対するアプローチのリズムが一定であることを挙げています。逆にうまくいかない選手は無駄な動きが多くなりがちだと述べています。
足を使う意識と段階的な指導法
プロ入り直後に教わった「上半身でしのぐな、足を使え」という指導が自身の転機となり、現在も若手にはその考えを段階的に伝えていると説明しています。
この動画から学べること
- 正面捕球における重心移動と体の運び方
- 逆シングルでの肘の使い方と柔軟な対応
- 握り替え動作とスローイングの精度向上
- ポジショニングの工夫と一歩の重要性
- 守備上達に必要な反復練習と意識の持ち方
これらが気になる人は、ぜひ実際の映像でニュアンスを確認してみてください。また、関連動画では別のプロ選手が同じテーマについて異なるアプローチを語っているので、自分に合った考え方を見つけてみましょう。
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