宮本慎也が語る内野守備のポイント『構え・スローイング・逆シングルなどの基礎と応用』

内野守備
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10度のゴールデングラブ賞を受賞する宮本慎也が、内野守備における構え方、スローイング、逆シングルなどについて具体的に解説しています。実戦を見据えた準備動作や、打球への反応、状況に応じたプレーの選択など、内野手に必要な守備の意識が詳細に語られています。
※宮本慎也 ゴールデングラブ賞受賞 遊撃手部門 1997,1999~2003年/三塁手部門2009~2012年

1歩目の反応と構えの基本 00:01

打球に遅れないための準備

ピッチャーが投球動作に入ったらすでに足を合わせ、打球が来る方向への反応を準備しておくことが重要と語られています。

ピッチャーの投球と同時に右足を合わせる

特にショートやセカンドでは、右足を使ってタイミングを合わせる構えを推奨しており、打球に対して「止まっている状態」より「動きながら迎える」姿勢が重視されます。

スローイングと体の使い方 01:47

右股関節への体重の乗せ方

どんな体勢でも右股関節に一度は乗る意識を持ち、送球の安定性を高めることが重要だとされています。

体勢が崩れても制球する技術

プロ野球では「方が強い」だけでは務まらず、どんな体勢でもコントロールよく送球できるかが評価されると解説されています。

ポジション別の構え方の違い 02:52

ショート・セカンドとサード・ファーストの違い

ショート・セカンドはテニスのように動きながら構えるのに対し、打球が速いサードは低い姿勢での準備が求められるなど、ポジションごとの違いが強調されました。

打球の速さに応じた構えとスタート

打球の角度やバットの動きを観察し、打つ前から反応を始めることで1歩目のスタート精度が高まると語られています。

チャージとランニングスローの技術 08:25

足の運びとタイミングの重要性

弱い打球には素早くチャージし、強く踏み込むことでスローイングに勢いをつけることが重要。早く投げるために直線的に入る意識も求められます。

左方向への送球意識と狙い

ランニングスローでは送球が右に逸れやすいため、あえて左に外す練習を重ねることで感覚を調整する方法が紹介されています。

打球の見極めとスタートの感覚 11:00

打者のタイミングと構えの観察

打球が飛ぶ方向を予測するには、バットの出方や打者のタイミングを観察し、バッティング練習中にもスタートの感覚を磨くことが有効だと語られています。

バッティング練習中の視点の重要性

球拾いの時間もただ拾うのではなく、打者の構えやスイングを観察することで、打球予測の精度を上げる訓練ができるとアドバイスされています。

逆シングルとショートバウンドの習得 12:18

逆シングルでもショートバウンドで捌く

逆シングルで捕る際も、体の近くでショートバウンド気味に捌くことでスムーズに次の動作へ移れると解説されました。

正しい練習と意識の持ち方

引くような捕球ではなく、前に弾く感覚を持ってトスやゴロ捕球の練習を重ねることが、確実な守備につながるとされています。

この動画から学べること

  • 内野守備における1歩目の反応と構え方
  • スローイングで重視される股関節の使い方
  • ポジションごとの構え方の違いと理由
  • ランニングスロー時の送球修正の考え方
  • 逆シングルでのショートバウンドの意識

基本に忠実でありながら実戦的な考え方が多く紹介されており、内野守備のレベルアップを目指す選手にとって非常に参考になる内容です。

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