松坂大輔が語るスライダーとカットボールの握り方と投げ分けの工夫、そしてジャイロボールの真実

ピッチング
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ストレートだけではなく変化球も武器にしてきた松坂大輔が、自身のスライダーやカットボールの握り・投げ方・投げ分けについて詳しく解説しています。ジャイロボールについても語られています。

スライダーの握りと投げ方の基本 01:26

ひねらずに切るスライダーの意識

松坂投手はスライダーをひねらずに切ることで、球速を保ちつつ曲がりの鋭い球に仕上げていました。腕の振りを変えずに、握りとリリースだけで変化を生み出す方法を採用しており、ひねることで球が大きくなりすぎることを避けていました。

カーブの代用としてのスライダー活用

松坂投手はカーブが苦手だったため、スライダーの変化量やスピードを調整することでカーブの代用として使用していました。緩急をつけたり、リズムを作る場面でもスライダーを多用し、投球の幅を広げていました。

スライダーの習得と変化の工夫 02:49

高校での実戦投入から得た自信

中学時代にはスライダーを試す機会がなかったものの、高校1年の二軍戦でスライダーを投げた際、全く打たれなかった経験から「武器になる」と確信を得たとのことです。投げ方は変化球の本を参考に独学で習得しました。

親指の位置調整で変化を調整

曲がりが悪いと感じた日は、親指の位置をやや横にずらすことで、ボールへの引っかかりを強めて変化を補正していました。ひねることなく、ストレートと同じ腕の振りを意識しながら微調整を行う方法を紹介しています。

ストレートと同じ腕の振りで投げる重要性 05:29

ストレートに近いフォームの利点

どの変化球もストレートと同じ腕の振りで投げることを重要視しており、特にスライダーではそれが打者の見極めを難しくする要因になっていました。ひねることで球速が落ちたり、見極められやすくなるため、あえてフォームは崩さない方針を取っていたとのことです。

握りの深さと肩への負担の関係

ストレートの握り方については、やや浅めに握ることで肩への負担を軽減できると話しています。深く握ると感覚的に肩に違和感を覚えることがあり、力まずに3点で引っかけるイメージで投げるようにしていたとのことです。

ジャイロボールとカットボールの実践例 10:20

カットボールの握りと軌道の違い

松坂投手のカットボールは、ほぼストレートと同じ握り方で投げられていました。軌道に応じて「横に切る」か「沈むように動かす」かを使い分け、アウトコースのバックドアや右打者の胸元に投げ込む際にも有効活用していました。

ジャイロ的な軌道の再現と応用

ジャイロボールとして意識的に投げたことはないものの、カットボールを投げた際に自然とジャイロ的な回転になることがあり、それが左打者の外側へ伸びる軌道として現れることもありました。確実な再現は難しいが、イメージとして持ちながら投げていたとのことです。

この動画から学べること:

  • ひねらずに切るスライダーの握り方と投げ方
  • カーブの代用としてのスライダーの使い方
  • 握りの微調整による変化量の調整法
  • カットボールとジャイロボールの関係と応用例
  • ストレートと同じ腕の振りで投げる重要性

これらが気になる人は、ぜひ実際の映像でニュアンスを確認してみてください。また、関連動画では別のプロ選手が同じテーマについて異なるアプローチを語っているので、自分に合った考え方を見つけてみましょう。

動画はこちら

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