昭和の怪物・江川卓が、コントロール向上のための練習法や意識の持ち方について、実践的な経験とともに解説しています。インハイ・アウトローへの投げ分けや感覚の定着法など、精密なコントロールを身につけるための具体的な方法が語られています。
- 1. コントロール向上の基準と考え方 00:01
- ミットを動かさない投球精度
- 速球を狙った場所に投げる意識
- 反復によるコントロールの定着
- 2. 力加減と反復練習の重要性 01:17
- 90%程度の力での反復
- 全力でも同じコースへ投げる技術
- 単調さを乗り越えるメンタル
- 3. 石投げから得た感覚と投球フォーム 04:01
- 石を風に乗せる投げ方の応用
- 回転をかける手首の使い方
- 非典型的な投球フォームの効果
- 4. カーブのコントロールと反復の工夫 07:02
- 変化球も狙ったコースへ投げる意識
- カーブでストライクを取る練習法
- 持続的な反復の大切さ
- 5. 精度を支える意識と精神面の重要性 10:02
- ブルペンでの集中と安全な環境づくり
- 試合と練習の差をなくすメンタル作り
- 気持ち悪くなるまで繰り返す重要性
コントロール向上の基準と考え方 00:01
ミットを動かさない投球精度
インハイやアウトローにキャッチャーミットが動かない程度の正確性で10球連続で投げることを、コントロールの基準としています。
速球を狙った場所に投げる意識
変化球を多用せず、速球だけでコースを狙えることが投球の軸になると語っています。
反復によるコントロールの定着
同じコースに30球続けて投げるなど、単純な繰り返しを通じて感覚を定着させる練習が重要とされています。
力加減と反復練習の重要性 01:17
90%程度の力での反復
全力ではなく、まずは9割程度の力で制球を確認しながら投げることで、無理のない投球動作が習得されるとのことです。
全力でも同じコースへ投げる技術
慣れてきたら徐々に力を上げ、最終的には全力投球でも狙った位置にボールを投げられるようにしていく流れを勧めています。
単調さを乗り越えるメンタル
同じ場所に投げ続ける練習は退屈に感じがちですが、それを乗り越えることが精度向上の鍵だと強調しています。
石投げから得た感覚と投球フォーム 04:01
石を風に乗せる投げ方の応用
幼少期に平たい石を風に乗せて遠くに投げる経験を積んだことが、フォーム形成や回転感覚の土台になったと説明しています。
回転をかける手首の使い方
縫い目を強くこするのではなく、滑らせながら回転を与えることで、安定した球筋を実現していたとのことです。
非典型的な投球フォームの効果
手のひらが見えるようなリリースでも投げられるフォームは、他の投手とは異なる個性として生きていたと語られました。
カーブのコントロールと反復の工夫 07:02
変化球も狙ったコースへ投げる意識
変化球を単に曲げるだけでなく、ストライクゾーンに正確に投げる練習が必要だと述べています。
カーブでストライクを取る練習法
カーブを何度も投げて狙った位置に落とせるようになるまで反復することが重要であり、その感覚を身につけるための練習をしていたとのことです。
持続的な反復の大切さ
コントロールは一度で身につくものではなく、飽きずに続ける姿勢が何より重要だと強調されました。
精度を支える意識と精神面の重要性 10:02
ブルペンでの集中と安全な環境づくり
ブルペンは最も安全で静かな空間であり、そこで集中して投げることで試合時の安定感につながると語られました。
試合と練習の差をなくすメンタル作り
実戦で力まずに同じ投球をするためには、ブルペンでの反復時に精神的な緊張感を持って練習することが大切だと述べています。
気持ち悪くなるまで繰り返す重要性
単調な作業を気持ち悪くなるまで繰り返すことで、最終的には「気持ちよくなる」と感じる域に達するとも語られていました。
この動画から学べること
- インハイやアウトローへの高精度なコントロールの基準
- 全力で投げてもコースを外さない投球の習得法
- 反復練習の重要性と感覚を掴むまでの工夫
- 変化球の精度を高める投げ込みの考え方
- ブルペン練習における集中力と精神面の養成
投球精度を高めたい選手にとって、非常に実践的な内容となっています。地道な練習の積み重ねがコントロールという結果に直結することを、動画を通して確認してみてください。
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